2013年09月28日 21:00
皆様、
お久しぶりです。
店長藤原です。
ここ何年か、
色の濃いジーンズをお探しの方が増えていらっしゃるのを、
日に日に実感しております。
デニムと言えば色落ち!!
ご自分でヒゲや蜂の巣を作るのが難しいと、
お考えの方も多いと思います。
素晴らしい色落ちをしている、
ヴィンテージジーンズをお求めになられるお客様も少なくありません。
しかし、
自分で履きこんで色落ちさせたジーンズは、
世界でたった一つのジーンズ!
以前からお客様にも説明させて頂いていましたが、
”鬼ヒゲと言われるジーンズがどうやって出来たか?”
当時の方々は、
生の状態(デッドストック)からそのまま履いています。
当然生の状態ですので、
デニムに糊が付いていて硬い状態。
その状態から履きこむ事によって、
シワが寄りその部分に型が付き、
更にその部分が擦れることによってデニム本来の濃紺部分と、
擦れて白く落ちた部分とのコントラストが生まれます。
ウォッシュされたデニムは、
糊が取れ生地が柔らかくなり、
シワの型が付きづらく、
なかなか良いヒゲ落ちは期待できません。
これらの事から、
ある程度色の濃いジーンズにもう一度糊付けをして、
デッドストックと同じ状態に仕上げる事を提案致します。
幾度と自分のデニムや、
お客様のデニムを糊付けし、
素晴らしい色落ちに育っていく過程を見てきました。
そこで、
ベルベルジンでは、
ご購入して頂いた方やお客様のお持ちのジーンズを、
糊付けする作業をさせて頂きます。
もちろん、
色の濃いジーンズに限ります。
今日は、
その作業工程を説明させて頂きます!
それでは。

まずは、
デニムを裏返してランドレス(ベルベルジンで販売中)のデリケートウォッシュでつけ置きをし、
すすぎ、脱水までします。




こちらの洗濯糊を使い、
裏返したデニムに原液のまま塗り込みます。
(ちなみにポケット裏の生地には塗る必要はありません。)
特にヒゲが出来る部分にはしっかりと!


太ももや裾口までしっかり塗ります。



次は後ろを向け腰回りは軽めに。
膝の裏の蜂の巣が出来る部分にはしっかり塗ります。


表裏と塗った後は、
セルビッチをきちんと整えサイドにもしっかり塗ります。



最後にもう一度表に戻し、
ヒゲ落ちする部分にしっかり塗り込みます。
ここで注意点として、
内もも部分のステッチ裏に塗りすぎると、
細かく出ている糸が固まりトゲのようになり、
股ズレを起こします。(実際経験済み。)




全部塗り終わったら、
そのままハンガーに筒状にして干します。
天気の良い日であれば4~5時間で乾きます。

乾いたジーンズをハンガーから外し、
ご覧下さい!
ジーンズが立っています!!


後は硬くなったデニムを、
表に戻して完成です!
是非皆さんも、
糊付けしたジーンズを履き込み、
ご自分だけの色落ちを楽しんで下さい!
ヴィンテージジーンズ以外でも大丈夫です。
デニム糊付け代 3990円
(天候と本数の関係も御座いますので、
お時間を頂く場合もあります。ご了承下さい。)
お問い合わせは
BerBerJin 本店
03-3401-4666
12:00~20:00(土日祝は11:00~20:00)まで
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